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人間は、それぞれ顔つきや体つき・性格・血液型・体質が1人1人異なります。それぞれの違いを形質とよびますが、親や兄弟は不思議な事に形質が似ているものです。それは人間の細胞の中には、形質の情報を伝えるための遺伝子があり、親から子へと遺伝するからです。

精子と卵子に含まれている遺伝子を受け継いで赤ちゃんは誕生し、父親と母親の遺伝子を半分ずつ受け継ぐことで個性が生まれます。子供の全てが遺伝子によるものでは決してなく、育ち方や環境にとても大きな影響力を受けます。

両親からの遺伝によって受け継いだものは個性とされますが、個人差では済ますことが出来ない異常がみられる場合には、遺伝病と判断されます。一般的に色盲・血友病・筋ジストロフィーなどが遺伝病として知られています。またアレルギー・高血圧・糖尿病なども遺伝に関係があるそうです。

最近では、赤ちゃんが遺伝病である確率も、ある程度分るようになってきています。身内に遺伝病の人がいたり、健康な赤ちゃんを産む事が心配で不安がある人は、1人で悩まずに早めに医師に相談をして下さい。

精子と卵子が出会い受精した受精卵は、細胞分裂を繰り返しながら、7〜10日後に子宮内膜に着床し、妊娠が成立します。その後4〜10週の間に人としての体に成長して、38週間かかって赤ちゃんが誕生します。

元はたった1個の細胞であった受精卵が細胞分裂を繰り返して数百兆個という細胞になるのですから、一度も間違えることなく、遺伝子のプログラム通りに分裂が進むということは、何とも神秘的なことです。

細胞分裂が正常に行われないために発生していまうのが先天異常です。先天異常の多くは妊娠10週以前に起こり、特に中枢神経系・四肢・心臓などは妊娠7週未満にほぼ完成しています。

先天異常は、遺伝病・配偶子病・胎芽病・胎児病の4つに発症の時期によって分類されます。父親と母親が持ちあわせていた異常を起こす遺伝子が原因となるものが遺伝病。精子や卵子が形成される過程や受精時に異常が起きたものが配偶子病。妊娠初期に母親の身体を通じて何らかの影響によって影響が起きたものが胎芽病。胎児病は、妊娠12週以後に胎児の発育や、母体を通して影響をうけ異常が起こるものです。

先天異常といっても種類は様々で、口唇・口蓋裂、多指症、ダウン症など出生時に一見して分かる症状や、心臓など内臓の異常、代謝異常、知能障害など、見た目では分からないものがあります。

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